40年間の介護を終えて

朝のウォーキングが汗ばむようになり ますます気持ち良い朝です♪
黄色やピンクの花々とすれ違う時に 自然に笑みがこぼれますね。
そして
母の事を想います。
先日 90になる祖母が亡くなり
母は 舅、姑 実父、夫、実母と 40年にわたる介護生活に終わりを告げました。
正直 私達 子供たちからすると やっと 母が楽になれるのでは?という安堵感があったのは
たしかです。
けれど 40年もの間 自分のことは二の次で 身内の介護に生きてきた母の心は
そう簡単に楽にはならないようであります。
悲しみは勿論のこと 喪失感や もう少し何かしてあげられたらよかったのに。。という後悔の念やら
心中穏やかでは無いのです。

先日 和歌山へ行った際に 母が 祖母の介護を始めてからの食事日記を見せてくれました。
『もう こんなものは見ても無駄だから捨てようかな』というので
『お母さんがしたことは全て無駄ではないから 私が記念にとっておくよ』といって
持ち帰って参りました。
60歳を超えてからの祖母の介護は 心身ともに一層疲労感があり
自分自身も物忘れをしてしまうので
食事と薬の記録をつけはじめたそうです。
また 高齢の方への 投薬や目薬の処置など
嫌がったり 拒否するなど
小さなことですが とてもパワーを使うのです。
そして ノートの表紙に書かれた言葉。
うれしいな
しあわせだな
たのしいな
愛しているよ
きっと 母は心からそう思うこともあったでしょう。
でも どうしても潰れてしまいそうになりそうな心を
自分自身で励まし
どうにかこうにか
背中を押すために書いてきたように思うのです。
親は子を想い
子も親を想います
また 和歌山に行こうと想います。
そして 母に出来ない事を 自分の隣に座る人にできたらいいな、と。
母はきっとまた前を向いて進んでくれると信じ。
今日も 愛に香りを添えて
香っております♪