愛情とコミュニケーション

先日読んだ本の中で
納得!!の一文があったので ご紹介したいと思います♪
アドラー心理学の基礎理論の内容が分かりやすく記された本です。
当たり前のことほど 忘れがちであったり。
このことも そういう一つかなぁと 自戒の念を込めて。

親というのは 『子供を愛している』ということだけで 我が子とのコミュニケーションは上手くいっている、と思いがち。
『あなたのためだから』
という 大義名分を掲げ
親というのは 小さな価値観だけで 我が子を縛りつけていることに気づかない。
そのような行動は 親子にかぎらず 夫婦や隣人、上司や部下との関係でも起こりうること。
特に 絶対的な保護下にある親子間では 
『あなたのためを想って』という親の弱い心を隠した
大義名分に寄って 一方的に意思が伝えられることに。
 
愛があるから良いコミュニケーションが成立するのではなく
むしろ いいコミュニケーションがあるところに愛の感情は生まれる。
愛の感情は上手くいっている対人関係ではなく結果である。

という一文。
当たり前のようで居て 親子になると ついつい 縦の関係を当然と考えがちだけれど
人間は どのような場合であっても対等であり
先に産まれたからといって
そして 親だからといって
自分自身が持っている不安定な価値観を子供や人に押し付けることは出来ない。
ただ 対等であっても 経験や情報を伝え また サポートすべきはやはり親や先人の役目であって
一緒に喜びや悲しみを分かち合い 笑い合う事が出来
尊敬されるようであれば それにこしたことはない、と思っています。
そして 子供が失敗した時に
『どこから』ではなく
『どこへ』
という感覚。
失敗をしてしまった後に
『何故?』
『どうしてそうなったの?』ってな どこから論。
ではなく
『これからどうしたら良いか』を共に考え 見守り そして 勇気を持てるように。
子どもを叱る際に 心の何処かに『自分の言うことを聞かせたい。思い通りにしたい』という気持ちで接すると
それはまたもや心の奥底に 思い通りにならない子どもに対しての怒りを感じるのでは?
本当の愛情があれば、怒りって 湧いてこないかもしれませんね。
実際 我が子を目の前に 出来る限り感情的にならない、ってかなり!難しい事もあり。
ただ 『感情的にならない』って努力を先ずは親が行うことも出来ずに
子どもに対してだけ 努力しなさい、では
なかなか 良いコミュニケーションは進まないのかなぁと。
まぁ それでも
我が家でも 度々 親子で 言い合いになることも(TдT)
ただ 出来る限り このような想いを持って接していけるように努力していきたい、と思ってはいます・・・
そして 年々 増え続ける幼児虐待、など。
暴力やネグレクトなど。
自分の思い通りにしたい、という大人の勝手な妄想が 子どもたちを傷つけているような気がしてなりません。
今日も 全ての子どもたちの笑顔を願って♪
懲りずに香っております☆彡