緩和ケアとメディカルアロマセラピーレポート

引き続き
いくつか レポートを。
どの研究内容も気になるものではあったのですが
わかりやすく 少しでも 日々の生活に生かせそうなものを。
まず
帝京大学医真菌研究センターの高橋先生らの研究で
口腔カンジタにおける有効な精油とハイドロゾルについて。
口腔カンジタは特に 口腔内を清潔に保つことの出来ない高齢者におこりやすく
味覚異常や白苔、口臭、疼痛、灼熱感などを表すもの。
ジンジャー精油と乾燥どくだみのハイドロゾルに含まれる
シトラール、カプリン酸は 抗カンジタ活性が得られ、これらをキャンディーにすることで
口腔衛生の改善が期待できるのでは?と報告されていらっしゃいました。
ただ 少々 疑問に思うことがあり。。。
直接 先生に伺ってみました。
① 必ず ジンジャー精油とどくだみの組み合わせでないとダメ?
② もし 精油を使用する場合 濃度はどれくらいあれば 抗カンジタ活性があるか?など。
まず ①については 
それぞれでも ある程度の効果はあるだろう、とのことでした。
たとえば どくだみの蒸留水が無くても 通常飲んでいるどくだみ茶を
普段より 濃く入れて うがいをしたり 飲むだけでも 予防になると。
また  ジンジャー精油は
通常 健康な方でも 刺激になりやすいものなので
②に関しては かなりの低濃度でも効果は現れるが
高齢者や 症状が表れているような方であれば 口腔内の環境は思わしくなく
粘膜刺激なども 通常より敏感なため どの程度 薄くても刺激になるかもしれない、とのことでした。
その為、キャンディにすることで 刺激を抑え 有効に活用できるように
研究を進めている、と仰っていました。
ただ 高齢者現場では キャンディさえ舐めるこtの出来ない方も。
ハイドロゾルに精油を添加したものをガーゼに含ませて拭くなど?
ただ ハイドロゾルについては その他で研究されているところもあり
健常人だけを対象にするわけではない医療現場では 有用なのではないか、との報告もありましたが
まだまだ 深めていただきたいなぁと思うことでした。
それでは 明日に続きます♪
本日も誠にありがとうございました!